谷川岳警備隊

インタビュー 沼田警察署 水上交番/谷川岳警備隊 平成30年4月採用

担当業務

 交番勤務の傍ら、谷川岳警備隊に任命されています。この仕事は山での遭難者の救助活動を中心に行い、けがなどで動けなくなってしまった要救助者を背負って下山したり、道に迷ってしまった要救助者を探し出し、救出することがあります。救助活動もさまざまで、ロープを使用する現場や、ヘリに搭乗して救助する現場などもあります。体力・判断力・想像力など多くの能力が必要な業務です。

警察官を目指したきっかけ

 人助けや、人の役に立つ仕事がしたいという思いがあり、警察官を志しました。
 また、学生時代から両親に誘われて趣味で登山に行っており、警察学校入校中に教官にその話をしたところ、谷川岳警備隊という仕事について教わり、それから警備隊に興味を持ち、高崎市内の交番に勤務した後、現在の配属になりました。

必死でついていった雪山での救助活動

 冬の遭難救助の現場では、積雪と吹雪の中救助に向かいましたが、他の隊員についていくのが精いっぱいで、大変だったことが今も印象に残っています。
 晴れているときはなんていうことのない山道も、悪天候の中では思うように動くことができず苦労も多いのですが、要救助者等から「ありがとう」とお礼を言っていただくことが多く、その言葉が次も頑張ろうと思える力になります。

一人前の警備隊を目指して訓練中

 まずは、人に優しく平等に接することができ、頼りになる警察官になりたいです。そして山岳警備隊としては、隊員の先輩方を見習ってさまざまな事態を想定して、体力はもちろん知識もつけて、一日も早く一人前になりたいです。
 プライベートでの目標は、家族といろいろな場所にでかけて多くの思い出を作ることです。また、もしも自分に子どもが生まれたら、子どもの見本になれるような立派な父親になることです。

休日は近くの温泉で体を休める

 交番勤務は三交替制であり休日は決まっているので、予定が立てやすいです。体力維持のためにランニングやロードバイクなどで体を動かしたり、勤務地の周辺は温泉も多いので、家族で日帰り温泉に行って体を休めたりしています。

山の知識は初心者でも大丈夫

 私はほぼ初心者のまま谷川岳警備隊に配属されましたが、元山岳部や登山の経験がある人は、地図の読み方や道具の使い方を知っていると思うので、有利だと思います。
 しかし、警備隊として、要救助者の搬送訓練・地理地形把握・ロープワーク等の訓練も、先輩や上司が丁寧に指導してくれるので、私のような初心者でも安心して谷川岳警備隊を目指していただきたいです。

警察官を目指す方にメッセージ

 谷川岳警備隊は人命救助に直接携わることができるため、とてもやりがいがある仕事ですし、体力に自信がある方は特に向いていると思います。大変な仕事ではありますが、警察官だからこそできる救助活動があるので、人命救助に携わる仕事がしたいという強い信念がある人はぜひ志願してください。

 

インタビュー 沼田警察署 尾瀬駐在所/谷川岳警備隊 平成27年4月採用

担当業務

 地域警察官として、巡回連絡やパトロール活動等、地域警察官として勤務しています。また、管内の山で山岳遭難等が発生した場合には、谷川岳警備隊として出動し、救助活動を行います。谷川岳警備隊は、水上交番、尾瀬駐在所、追貝駐在所、月夜野交番の所員で構成されています。

人の役に立つ仕事をしたい

 人の役に立つ仕事がしたいという気持ちから、警察官を目指しました。谷川岳警備隊の仕事を知ったのは警察官になってからでしたが、学生時代まで野球部に所属しており体力には自信があったので、人命救助に携わることができる谷川岳警備隊を希望しました。ただ、登山の経験はほとんどなかったため、現場や訓練を通して、現在も山の知識を身につけているところです。

地域のおまわりさんとして

 最初の配属は高崎市内の交番でしたが、谷川岳警備隊を希望していたため今の部署に配属になりました。管内に巡回連絡に行くと、パトカーを見て声をかけてくれたり、手を上げてくれたりと、地域の方とはすっかり顔見知りになりました。皆さん協力的なので、非常にありがたいです。

いざというときに備えて

 山岳での救助に関する知識、体力及び技術を習得するための訓練を定期的に実施しています。具体的には、体力向上のため、実際の山中でロープワーク(ロープの使い方)や、地理把握を行っています。いざというときにいつでも出動できるよう、知識と体力の両方を備えておくことが重要なので、全体での訓練はもちろん、個々での訓練も欠かさずに行っています。

他の仕事では経験できないことがたくさん

 ヘリコプターでの救助活動と、雪山の中に穴を掘ってビバーク(泊まり)しての救助活動が印象に残っています。
 私は尾瀬駐在所の配属なので、日光白根山や武尊山、尾瀬ヶ原、至仏山に救助に行くことが多く、日によっては1日2回救助に行ったり、けが人を背負って山を下りたり、道に迷ってしまった方の救助に行って真夜中に暗闇の中を下山したこともあります。警察官の仕事は、他の職では経験できないことがたくさんあり、自分自身の成長にもつながっています。今後も谷川岳警備隊を続け、訓練を積み、1人でも多くの命を救えるよう精進していきたいです。

日課のランニングで体力維持

 家族で出かけることが多く、買い物等によく行きます。
 また、体を動かす職業なので、体を鍛練するため普段からランニングや登山をしています。ランニングは野球をやっていた中学時代からの日課で、仕事の日も休みの日も毎朝10qほど走っています。また、プライベートで登山に行くときにも、地形や地理をついチェックしてしまいます。

警察官を目指す方にメッセージ 

 警察官は、「人のため、社会のため」に職務を全うします。「困っている人を助けたい」という気持ちのある人は、ぜひ警察官を目指してみてはいかがでしょうか。