ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 機関誌の購読を求められた

本文

機関誌の購読を求められた

掲載日:2022年8月1日 印刷ページ表示

私は会社の総務課長をしていますが、毎年一定の時期になると、政治結社を名乗る暴力団らしい男が会社へ来て、「北方領土返還の運動をしているが、機関紙の購読をしてくれないか」といい、高額の購読料を要求してきます。今後、どのようにして断ったらいいでしょうか

対応要領

不要のものでしたら、はっきりと断って下さい。
脅迫的な言葉や長時間の説明で業務に支障が生じるときは、警察へ通報する旨を伝え、なおも居座るようでしたら、110番をかけて退去させることです。

相手の確認、要求の内容は

北方領土返還の運動を推進している団体、個人もあり、その運動の一つとして、図書の売り込みをしている人もいます。しかし、暴対法の適用を逃れるために政治団体を名乗っている者も多くなっています。したがって、要求している相手の所属する団体、住所、氏名、さらには購読を要求する図書名、金額などをよく聴いた上で、必要がなければ、はっきりと断ることです。
なお、不安であれば、暴追センターや警察に早く相談して下さい。

理由を告げない

断る理由は告げずに、「購読の意思はありません。お引き取り下さい。」の一点張りでいきましょう。
「ウチの商売と関係ないので。」とか、「よくわからないので。」というような理由をつけると、今度は、「関係ないとは何だ。」とか「わかるようによく説明してやる。」というように食い下がってきます。
万一大声を出したり、脅し文句を並べたりするようなときは、「そんな大声をだすと警察に連絡しますよ。私を脅すんですか。」と言ってやり、それでも続くようでしたら警察へ相談しましょう。

一方的に置いていったときは

断ったのに、一方的に機関紙を置いていくことがあります。これでは契約は成立しませんし、送り返す義務もありません。しかし、間違って開封したり、紛失したりすると揉め事になるおそれがありますから、義務はないとはいえ、直ちに送り返すことが無難です。あわせて、内容証明郵便で断り状を出しておけば完璧です。
また、仮に契約したとすると、他の会社への売り込みにも「○○会社で買ってもらった。」と言われます。これでは貴方の会社のイメージが落ちるばかりです。
不要なものは、はっきりと断る勇気が大切です。

戻る