太田遊技業防犯協力会から支払われる謝礼金の規約

この規約は、平成9年5月28日、太田遊技業防犯協力会総会において、平成8年7月7日群馬県太田市高林東町1594番地パチンコ店パチトピア（当時店名）から所在不明となっている群馬県邑楽郡大泉町大字寄木戸244番地の1（発生当時住所、現在群馬県邑楽郡大泉町朝日四丁目2番10号）横山ゆかりちゃん（当時4歳）の発見に協力した者に対し、謝礼金を提供する件に関し、後日の紛議を防止するとともに、その公正を期するために1年間の期限を付して決議され、その後平成10年から毎年の本総会において延長手続きを盛り込んだ規約を決議して運用しているところであるが、本年7月4日をもってその効力を失うことになる。
しかしながら、横山ゆかりちゃんにあっては、未だ発見に至っていないことから、規約第8条を根拠に、規約第7条（謝礼金提供の期間）を本年7月5日から1年間と改正する。

第1条（目的）

この規約は、横山ゆかりちゃん（当時4歳）（以下「ゆかりちゃん」という）の発見に協力した者に対し、謝礼金を提供することを目的とする。

第2条（謝礼金の提供者）

謝礼金の提供は、群馬県遊技業組合太田支部内太田遊技業防犯協力会とする。

第3条（謝礼金の限度及び提供の方法）

謝礼金の額は300万円を限度とし、協力の度合いにより減額することを留保する。謝礼金は現金をもって提供する。

第4条（謝礼金提供の公開）

謝礼金提供は、その目的を達するため、一般公開とする。

第5条（謝礼金受領対象者）

謝礼金は、第7条に定める期間内に直接または間接的にゆかりちゃん発見の手掛かりとなる情報を警察（警察庁、警視庁、道府県警察本部、警察署、交番、駐在所又は最寄りの警察職員をいう）に通報することによって、ゆかりちゃん発見に寄与した者のうち次の各号に該当しない者とする。

1. その者が、当該情報を入手する過程において、犯罪行為、その他公共の安全と秩序を害する行為を行ったと認められるとき。
2. 公序良俗に反する組織、団体の構成員であるとき。
3. 匿名又は偽名等で通報者が特定出来ないとき。
4. 通報者が警察職員（嘱託職員は含まない）若しくはその家族であるとき。

この場合において直接情報とは、ゆかりちゃん発見に結びつく情報をいい、間接情報とは、不審者等第三者に関する情報から、ゆかりちゃんの発見に結びついた情報をいう。
ゆかりちゃん発見に寄与した度合いは、群馬県警察の意見を求め、第2条の提供者が認定する。

第6条（複数人の受領対象者）

謝礼金受領対象者が複数人である場合は、謝礼金限度額の範囲内で、協力の度合いに応じて分割提供することとする。

第7条（謝礼金提供の期間）

謝礼金の提供期間は、毎年7月5日から1年間とし、その目的を達したことをもって終了するものとする。

第8条（規約改正の手続き）

本規約の一部又は全部を改正する場合には、本会の総会における審議を経て決定する。

第9条（規約の廃止）

本規約は、期限切れをもって廃止するものとする。